相続財産を調べる(2)

前回に引き続き、「相続財産を調べる」について、お話します。

一般的に、相続財産として思い浮かぶのは、預貯金と不動産ではないかと思います。

まず、預貯金ですが、これについては、ふつう、通帳があると思います。
公共料金の引き落としに使っている口座もあれば、定期預金の口座もあるでしょう。もしかしたら、ご家族の方が、まったく心当たりのない銀行(金融機関)の通帳が見つかるかもしれません。

何度も申し上げますが、とにかく、漏れのないように、徹底的にさがしてください。最近では、ネット銀行などのように通帳がないケースもありますので、そのあたりも、頭に入れておきましょう。

すべての口座を確認できたら、それぞれの金融機関で残高証明書を取得します。この辺から、時間と手間がかかる作業になりますが、こうした手続きを、ひとつずつ、きちんと踏んでいくことが大切です。

その先にある、相続人全員による話し合い(遺産分割協議)を透明なものにするためにも、きちんとした準備をしてください。

次は、不動産です。

被相続人(亡くなられた方)の名義になっているものの不動産登記事項証明書(登記簿謄本)を、法務局で取得します。単独名義のものだけでなく、共有名義のものも、忘れないようにしてください。

また、市役所で名寄帳から不動産を特定し、固定資産評価証明書も取得してください。もしかしたら、登記されていないものが含まれているかもしれませんが、それも、相続財産です。忘れずに、きちんと確認しましょう。

あと、絶対に忘れてはいけないのは、借金やローンなどのマイナスの財産です。契約書の類や、請求書の類、郵便物などからも、思いつく限り、あらゆる角度から徹底的に調べるようにしてください。







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