争いを防ぐ? 1/17更新!

こんにちは、行政書士の野口卓志です。当事務所のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。


今日は、「争いを防ぐ?」というテーマで書いてみます。

インターネットや雑誌などで、「遺言書」「相続」という言葉を見かけることも、今では、珍しいことではなく、ふつうのことになったように思います。

そうした記事の中には、ときどき、「争いを防ぐ○○○」「○○○で相続争いを未然に防ぐ」みたいなこともあるようです。

でも、「争いを防ぐ」って、なんでしょうか?

100%「争い」を防げる方法って、あるんでしょうか?私には、正直申し上げて、よくわかりません。たとえ、どんなものがあろうとも、「争い」になるのを「絶対防げるものなんてない」と思っています。

確かに、○○という法律から考えて、これなら文句を言われることがない(法的には、モノ申せない)という内容のものを作ることは、できるのかもしれません。ただ、あくまでも、法律というものから考えてみたときのお話です。

「ヒト」は生きています。みんな、感情を持っています。自分には、なにも言えないんだな…ということが「理屈(?)」かもしれなくても、心はどうなのでしょう?ヒトの気持ちは、そんな簡単なものではないんじゃないのかな…と思います。どうしようもないのかもしれないけど、割り切れないと思うこともあるでしょう。

ただ、そこに、血が通っていることがわかれば、それが伝わるようなものだったら、少しは、無理やりにでも、自分を納得させようと思えるかもしれません。でも、そうじゃないものだったら、それを見た人は、どう思うんだろう…と思います。

相続をきっかけとして、それまでは、特に仲がいいわけでもなかったけど、ふつうに、兄弟姉妹としての「付き合い」はあったのに、それ以降、お互いにまったく連絡を取らなくなり、音信不通状態になってしまって…、というケースも実際にあるようです。

ヒトには感情があります。気持ちがあります。本当に大事なことだったり、大切な場面では、「理屈(?)」なんかより大切なものがあるんじゃないでしょうか。


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