間違えたときは書き直すことをおすすめします

自分で遺言書を書かれる「自筆証書遺言」の場合のお話です。

たとえば、鉛筆で書くと、「あっ、間違えた!」と思ったときに、消しゴムで消して書き直しができますよね。
でも、だからといって、鉛筆など消せるもので書くのは絶対に止めましょう!

それは、あまりにも危険です。もしも、誰かが遺言書を見つけて、自分に都合の悪い内容が書いてあるのを読んだとしたらどうでしょう?

そんな悪い人はいないかもしれませんが、もしかしたら、その部分を消して、筆跡をマネして、その人の都合のいい内容に書き直されてしまうかもしれません。

そうした心配はないと思われる方も、やっぱり、鉛筆などの消せるもの、時間が経ったら消えるものなど、そうしたもので書くのは止めて、ボールペンでも、マジックでも、万年筆でも、サインペンでもかまいません、とにかく、消すことができないもので書くようにしましょう。

「消すことができないとなると、間違えたときはどうするか?」

あたりまえのことですが、遺言書はものすごく重要で大切なものであり、大きなチカラを持つことになるものです。

訂正の仕方は、細かく決められていて、正直、ちょっと難しいです。また、訂正の仕方を間違えると、その部分について無効になってしまうこともあり得ます。

「だから、どうすればいいの?」

はい、間違えたときは、スッパリとあきらめて、また、新しい用紙に最初から書き直すことを、おすすめします。
「え~、せっかくここまで書いてきたのに…」と思われるかもしれません。
もちろん、私もふつうの人間なので、その気持ちも、よくわかります。

でも、書こうとしているものは「遺言書」なのです。

遺言書は、本当に「チカラが強い」ものであり、自分のすべての思いを込めた、ものすごく「大切」で、ものすごく「重要」なものです。

少しの労を惜しんだために、大きなものを失うことにならないように、間違えたときは、もう一度あらためて、書き直されることをおすすめします。



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